Flontier at regenerative medicine using smart Technology
洗練された医療技術で再生医療が身近になる
フロンティア社会へ
FARMUS
今の医療技術で何ができるか?
ES細胞やiPS細胞の研究は、思わぬ福音を及ぼしました。今まで見えなかった事実が見えてきたのです。それは、私達の身体を構成している細胞は、怪我や病気をした時に、必死に身体を元に戻そう(治そう)とする機能を持ち、その能力は思いの他『捨てたものではない』ということです。
ひょっとすると、万能細胞と言われるES細胞やiPS細胞を使わなくても、今身体を構成している細胞と、現在使われている医薬品や技術を組み合わせ、安全で新しい医療を提供できるかもしれない。見た目も機能も元通りという満点の治療はできなくても、寝たきりの状態から車椅子で、車椅子の状態から杖歩行にまで回復できたとしたら?
大きな目標を抱かずに一歩一歩患者さんのQOLとADLを上げる技術は、ささやかであってもきっと患者さん・家族の大きな喜びに繋がるでしょう。
今そこにある技術で再生医療を実用化。
身体の特徴を巧みに利用し、医学・薬学の知識を総動員すれば、『今そこにある技術の組み合わせ、掛け合わせで誰も想像できなかった再生医療が実用化できるかもしれない。』そうすれば、ES/iPS細胞による再生医療が実用化される迄の橋渡し医療として、役割が果たせるかも知れません。当社はまさに、科学的根拠に基づく生体の機能と特徴を巧みに利用しつつ、現状実用化されている医療技術を組み合わせ、組織・臓器の再生を促す再生医療製品を安全にそして安価に提供いたします。
深い洞察力から生まれる直感とイマジネーションを持つ集団が、医師の希望と患者さんの願いを叶える再生医療製品をお届けいたします。
夢の医療は幻で終わらせない。
代表取締役社長 井上肇
細胞応用技術研究所(L-CAT)が取り組む再生医療事業をご紹介します。
患者さんの血液を採取して、特殊な方法で血小板を濃縮したものがPRPです。様々な成長因子が含まれており、傷を治したり、お肌の若返りを促したり、育毛を促進したり、関節の痛みを和らげる効果が期待できます。
患者さんの皮膚組織から線維芽細胞のみを単離、培養し、患者さんの皮下に投与します。しわやニキビ痕、ほうれい線等に注入することにより、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分や組織再生を促進する様々な成長因子を産生させて皮膚を若返らせる効果が期待できます。
患者さんの皮膚から表皮細胞、色素細胞を単離、培養し、患者さんの皮膚に移植します。表皮細胞は皮膚を形成する表層の細胞で、色素細胞は肌の色を調整する色素を分泌する細胞です。白斑等の移植部位の表層の皮膚を剥がし、培養した表皮細胞・色素細胞を移植します。
患者さんの脂肪組織から脂肪組織幹細胞のみを単離、培養し、患者さんに投与します。関節内の炎症を鎮めて症状を緩和すること、また、脂肪幹細胞が放出する様々な成長因子が皮膚の若返りや、乳房に移植した脂肪組織の生存や定着を改善する効果が期待できます。
患者さんの子宮内膜組織から子宮内膜由来幹細胞を単離、培養し、患者さんの子宮内膜に投与します。血管新生を促進するたんぱく質を分泌することで、子宮内膜の環境が改善し、胚移植を実施できる可能性が高まります。さらに、胚移植後の受精卵が着床しやすくなることが期待できます。
細胞応用技術研究所(L-CAT)の細胞培養加工施設や研究開発をご紹介します。
再生医療等安全確保法のもと厚生労働省より承認を受けた細胞培養加工施設(CPC)で細胞等の加工を行っています。
特定細胞加工物製造許可証 FA3220001
培養した細胞の一部を超低温の液体窒素タンク内で凍結保管し、保管状態を厳密に管理しております。
温度・湿度・CO2濃度を一定に保つことで安定した環境をつくり、より生理的な条件下で細胞を培養・増殖させる装置です。言うなれば細胞のICU施設です。
クラスIIの安全キャビネットは、高性能な気流制御により操作区域の清浄度を保つことで、無菌操作を可能にしています。
外部からホコリやゴミ、菌などが入らないように、二重扉になっており、検体や必要な資材は、このボックスを通して出し入れを行います。
治療用の凍結細胞をCPCから発送し、医療機関でそれを解凍して治療を行うことが可能です。このとき使用される細胞解凍装置は長年の経験の蓄積により、安全かつ効果的に、誰でも手軽に解凍できるようL-CATで開発した特許技術が応用されています。
増殖因子をより選択的に発現させる技術、AGEL法はL-CATで開発されました。従来より安全で、安定的な品質が維持されます。
No. | 文献番号 | 発明の名称 |
---|---|---|
1 | 特開2021-073213 | 多血小板血漿の保存方法 |
2 | 特開2020-137518 | 添加剤 |
3 | 特開2020-115813 | 細胞解凍装置 |
4 | 再表2020/027336 | 培養上清製剤の製造方法 |
5 | 特許6999927 | 多血小板血漿を製造する方法 |
6 | 特許6875619 | 多血小板血漿の保存方法 |
7 | 実登3197426 | 血液輸送用セット |